主婦でもできる!「開業届」を出して個人事業主になる方法【扶養の範囲内でもOK】

今年の3月に「開業届」を税務署に提出して「個人事業主」になりました。

理由は、2つ。

  • 私自身の収入が増えたので税金対策のため
  • どうやら人に使われる仕事には向いてない性格みたいだから個人で稼いでいきたい

という感じです。

とはいえ、主婦が扶養に入ったまま個人事業主になれるの?という疑問を持つ方もいるのでは?

答えは、

  • 「扶養に入ったまま個人事業主になることは可能」

なんです。

今回は、そのあたりの話も含めて、開業届の提出から受理に至るまでの一連の流れを書いていきたいと思います(すごく簡単です)。

収入が年間38万円を超える→開業届を出した方がよい?

まず、年間38万円以上の所得(=収入ー経費)見込めるのであれば、夫の扶養に入っている主婦でも開業届を出したほうが税金がお得になります。

なぜなら、私が開業届を出そうと思った理由、それは「青色申告」ができるからです。

なぜ青色申告にしたいかというと、

夫の扶養に入っている妻が個人事業で年間所得が38万円を超えると、夫の扶養の範囲を越えてるので所得税がかかってきます(青色申告の申請をしていない場合)。

ところが、青色申告を行うと、65万円の控除が受けられるので、パート主婦と同じように年間103万円を超えなければ、個人事業主でも「夫の扶養範囲内」となります。

この仕組みの詳しい説明については、税金の専門家が書いている情報がネット上に沢山あるのでそちらをググってみてください。

そんなわけで、現在私は夫の扶養に入った状態で個人事業主としての収入がありますが、「開業届」と「青色申告」を申請したことで、年間103万円までは扶養を外れずに稼ぐことができます。

今後はさらに収益を増やし、いずれは扶養を抜けるのが目標です。

開業届の作成は簡単!

青色申告を行うためには、「開業届」「青色申告承認申請書」の2点を税務署へ提出することが必要です。

何も知識がなかったので、難しそうな書類をいろいろ用意しなきゃダメなのかなぁ・・と思っていました。

でも、とあるサイトを使ったら、なんと5分で提出書類が完成しました!

それは、開業freeeです。

しかも開業届はなんと無料で作成できます!

↓  ↓

こんなに簡単に開業届ができてしまうなんて(しかも無料で!)、ありがたいシステムです!

開業Freeeを使って開業届を作成する方法

開業freeeを使って順番に入力欄を埋めていくだけで、

  • 「開業届」
  • 「青色申告承認申請書」

の2点があっという間に完成!!

開業freeeの案内に従って開業届の作成を進めていくと、このような画面になります。

私の場合は、サイト運営や、その他にやっている仕事を全て入力しました。

つまり、自分がやっている事すべてが事業内容ということにしています。

税務署に確認したのですが、そのような登録で問題はないそうです。

月収は、現在8~12万円くらいなので、一番少ない8万円で入力してみました。

入力が終わったら、「次へ」をクリック。

すると、このような画面に進みます。

最後に確定申告の種類を選びます。

たいていの場合は「青色申告65万円控除」になると思います。

見込み納税額が「51200円」と出ていますが、扶養に入っていない場合の金額です。

屋号のネーミングに苦労した割に、実際は使っていない。

開業届には「屋号」を記入する欄があります。

屋号とは「○○商店」とか「〇〇カフェ」などのお店の名前です。

お店でなくても、個人で仕事をするフリーランサーでも屋号を持つことができます。

例えば、「○○ワークス」とか「○○堂」とか自分が自由に好きな名前を決めれば良いわけです。

でも、屋号は必ず決めなければならないというわけではなく、空欄のまま提出しても全く問題ないのです。

仕事の請求書や、やりとりを実名のみで行うならば、屋号は不要ですよね。

ところが、私はこの屋号をどうするかでかなり悩みました!

屋号があったほうが何か格好良い感じがして、何時間もかけて、ネーミングを考えました。

しかし、苦労して考えた割に、現在その屋号を使って仕事をしていません(個人名でやりとりしているので・・)。

ちなみに、屋号を登録したからと言って、必ずその屋号を使って仕事しなければならない訳ではないのでご安心ください。

開業届を提出するタイミングはいつ?

開業届を提出するタイミングですが、

  • 開業してから原則1ヶ月以内に提出すること

が義務付けられているようです。

しかし、私は勘違いして、なんと1年前の日付で提出してしまいましたが、受理されました(良いんでしょうか?!)

提出時に、税務署の方が、

「あ、これ1年前の日付ですけど・・云々・・・。」

と何か言われた記憶がありますが、

「昨年の時点から収益はありましたが、確定申告が必要な金額ではなかったので、開業届は提出していませんでしたが、事業を開始した日付としてその日を開業日としました。」

と伝えたところ、なぜかそのまま受理してもらえました。

税金的には問題ないから良しとしてくれたのか。

また、「開業してから1ヶ月以内に提出」というのは「原則」なので、そこまで厳しく追求されなかったのかもしれません。

なので、これから提出される方は、私のような勘違いのないよう、

  • 開業してから原則1ヶ月以内に提出

という規則に従った日付で申請するようにしましょう。

※目安としては、収益が月収3万円以上(年収38万円以上)見込めるようになったら「開業日」を決めて提出すると良いかも。

開業届の提出方法は?

さて、開業届が出来上がったら、次は税務署へ提出ですね。

開業届の提出方法は、

  • 所轄税務署へ直接提出
  • 郵送する

この2つの方法があります。

私は税務署でいくつか質問したいことがあったので、直接行って提出をしてきました。

提出時に何かいろいろ聞かれたりするのかと思っていたのですが、普通に提出してあっさりと終了!

(前述した開業日のことについては聞かれましたが・・)

確定申告をしたいその年の3月15日までに提出することで、翌年3月の確定申告時に青色申告をすることができます。

つまり、2019年中に発生した収益は、翌年2020年2月17日~3月16日の間に青色申告を提出することになります。

税務署へ「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出すると、この画像のように、控えに税務署の印を押したものが返却されます。

提出後の流れ→「青色申告 無料講座」の案内が届く

税務署へ「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出したら、それで手続きは終了!

開業届の受領通知とかが来るのかと思っていたけど、特にそういったものはないみたい。

提出して1ヵ月後くらいに、税務署主催の「青色申告の無料講座」の案内が届きました。

参加は自由なのですが、せっかくなので出席してきました。

出席者は、幅広い年齢層で、皆どんな事業を行っている人たちなのだろう?と興味が湧いてきました。

講座では、税務署の職員の方が丁寧に青色申告の方法を説明してくれ、最後には個人的に質問ができる時間も設けられていました。

私は何を質問すれば良いかさえも、まだよく分からないレベルでしたが、熱心に質問している受講者の方が何人かいました。

一度聴いただけでは到底理解できませんでしたが、青色申告に役立つ資料を貰うことができます。

これから青色申告の勉強しないとですね・・。

個人事業主になって良かったことは?

個人事業主になって良かったこと、それは、

「個人事業主で仕事してます」と、堂々と言えること!

子どものいない専業主婦がよく聞かれがちな「いつも何してんの?」の質問にも

「あー、今ね、個人事業主でいろいろやってて・・」

とか、

「フリーランスで仕事してて・・」

なんて、ちょっとドヤ顔で言うこともできますよ(笑)

そして何よりも、開業届を提出したことによって、「さらに仕事を頑張ろう!」、「収益をもっと増やすように努力しよう!」という気持ちになれます。

(逆にそれがプレッシャーになる時がなくはない・・)

  • これからは、自分が自分の上司
  • 仕事するのも休むのも完全なる自由
  • 縛られるものがない分、全ては自分の責任

そんな感じで、これからの人生を理想的に過ごせたら良いなと思っています。

とか言いつつも、完全自由シフトの会社とか見つけたらシレッと求人応募してるかもしれないが・・(笑)

→ 開業freeeを使って開業届を無料で作成!

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